2019年.6月 東京都目黒区

硯等の書道に使用する道具を多数お譲り頂きました。
硯は国産、中国産とあり今は中国産の方が人気があるでしょうか。
特に端渓、歙州、澄泥、洮河緑石は四宝とされ人気があります。

日本人に一番人気があるのは端渓硯でしょうか。
端渓とは中国広東省広州に流れる谷川のことを端渓といいここで採掘された原石が端渓硯になります。
端渓の石は彫刻などが施しやすく様々な模様の硯が現存しています。
また”眼”と呼ばれる鳥の眼のような模様があるものがありますが、
これは酸化鉄などが磁気によって集まってできたもので、この”眼”のあるなし、出方などでも値段が変わってきます。
特に使用に違いがあるわけではなく、あくまでも見た目、景色が重要視されます。

端渓硯にも坑によってランクがあり老坑のものが最高級とされています。

写真の硯は紅渓石の硯で宮崎県の赤石を原石としています。
国産では赤間石、那智黒石、雄勝石、玄晶石などが有名です。

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  • 古物取扱許可番号 千葉県公安委員会許可 第441090001041号
  • 特定国際種事業者(象牙)事業者番号S-3-12-00149