
中央区で掛軸・変額などの書画をオークション代行にてお預かりしました
東京都中央区にお住まいのお客様より、掛軸や変額などの書画類をまとめてお預かりし、弊社のオークションにて代行販売させていただきました。
こちらのお客様はご実家の整理をきっかけに、長年保管されていたお品を「価値のあるものなら次の方に大切にしてもらいたい」との思いでご相談くださいました。掛軸は戦前の日本画家による山水図や人物図が中心で、保存状態も非常に良く、箱書き付きのものも多くございました。
彩古のオークション代行とは
彩古では、古美術・骨董・古道具を専門とした自社オークション「千葉北木曜会古物市場」を運営しており、一般のお客様からお預かりしたお品を業者間市場にて適正に評価・販売する仕組みを採用しています。
特に掛軸・書画類は作家や時代、箱書き、題材などにより評価が大きく変わるため、一般的なリサイクルショップでは価格がつかないものでも、専門市場では高額で取引されることがあります。
今回お預かりしたお品の特徴
- 明治期〜昭和初期の掛軸・変額(書・水墨画・日本画)
- 箱書き・印章付きで作者が明確なお品
- 状態良好で、軸先や裂地の破れも少ない
市場では、山水図や花鳥図、人物画など多様な作品が競りにかけられ、特に著名作家の作品は想定を上回る高値で落札されました。
古い掛軸・書画は「完璧」でなくても価値があります
掛軸や変額といった書画類は、長年の保管によるシミや汚れ、破れなどがあって当然です。むしろ、時代を経た本紙の風合いや紙の焼け具合は、その作品が歩んできた時間を物語る大切な要素です。
例えば、明治や大正期の掛軸では、裏打ち紙の劣化や巻き癖が見られることが多いですが、それを理由に価値が下がるとは限りません。本紙の筆致がしっかりしていれば、保存状態よりも作品性が重視される場合もあります。
また、多少のシミやヤケがあっても、修復・表具替えによって再び鑑賞に耐えうる状態に戻すことができるため、「汚れているから無価値」とは考えず、まずは専門業者に見てもらうことが重要です。
掛軸・書画を売る際のポイント
- 箱書きや印章など、作者を特定できる情報
- 虫食いやシミ、破れなどの状態
- 作家のサインや落款の有無
- 保管状態と巻き癖の程度
専門家の目で見れば、保存状態のわずかな違いでも評価額が大きく変わることがあります。彩古では一点ずつ丁寧に確認し、必要であれば修復・保存方法のご提案も行っています。
まとめ
この度は大切なお品をお預けいただき誠にありがとうございました。彩古では、ご自宅に眠る掛軸や書画、遺品整理で見つかった古いお品なども査定・代行販売いたします。多少の汚れや破れがあっても、まずはお気軽にご相談ください。
掛軸・書画の査定・代行販売のご相談は下記ページからどうぞ。

