
リフォームをすると、今まで風景の一部だった物が目に入ってきます
東京都葛飾区のお客様から、ご自宅のリフォームに伴う整理でお声をかけていただきました。
何十年も暮らしてきた家では、椅子も照明も棚の上の小物も、そこにあるのが当たり前になっています。
ところがリフォームをすることになり、部屋の中の物を動かし始めると、「これは新しい部屋では使わないな」「でも、ただ捨ててしまうのもちょっと違うな」という物が次々と出てきます。
今回もそんな整理の中から、アンティーク家具、古い椅子、木製小物、ランプ、照明器具などを中心に、現在も次の使い手につなげられる品を買取させていただきました。
写真に写っているのも、長く使われてきた木製の椅子や収納小物など。
新品の家具にはない木の色、使い込まれた表面、少しずつ付いた傷。古い物を扱っていると、こうした部分もその品が過ごしてきた時間の一部だと感じます。
古い椅子は「椅子」という一言では見ません
今回の写真でまず目を引くのは、背の高い木製チェアです。
背もたてに細い棒状のスポークを並べたウィンザーチェア系のデザインをはじめ、古い椅子にはさまざまな形があります。
アームチェア、ダイニングチェア、ロッキングチェア、ベントウッドチェア、スピンドルバックチェア、ラダーバックチェア、チャーチチェア、スクールチェア、スツールなど、作られた国や年代、用途によって姿もさまざまです。
英国アンティーク、フランスアンティーク、アメリカンヴィンテージ、日本の洋館で使われていた洋家具など、それぞれに好む方がいます。
メーカーや工房が分かる品もあれば、ラベルなどが残っておらず詳細が分からない品もあります。
そうした場合も、木材、接合方法、脚や背もたれの形、金具、塗装、使われ方などを見ながら判断していきます。
古い椅子だからという理由だけで価値が決まるわけではありませんが、現在のインテリアにも取り入れやすいデザインの物は、年月が経っていても需要があります。
傷があるからこそ似合うアンティークもあります
古い家具について、お客様から「傷だらけなんですが大丈夫ですか?」と聞かれることがあります。
もちろん状態は査定の大切な要素です。
ただ、アンティークやヴィンテージの世界では、すべてを新品のような状態だけで評価するわけではありません。
木部の擦れ、色の濃淡、長年手が触れて艶が出た部分などが、古い家具の雰囲気として好まれることもあります。
特にオーク、楢、栗、チーク、マホガニー、ウォールナットなど、木そのものの表情が楽しめる家具は、年月による変化も魅力の一つです。
そのため、リフォーム前だからと慌てて塗装したり、強い洗剤を使ったりする必要はありません。
まずは普段使われていた状態のまま拝見できれば十分です。
写真のような木製ラックや収納小物も古道具の一つ
椅子の手前にあるような、仕切りの付いた木製の収納も面白い品です。
古い家では、レターラック、マガジンラック、状差し、書類入れ、卓上収納、木製トレイ、小引き出し、裁縫箱、道具箱など、今ではあまり見かけなくなった木製小物が残っていることがあります。
こうした物は、有名作家や高級ブランドの品でなくても、形や木味、サイズ、使いやすさを気に入って探している方がいます。
「何に使っていたのか分からない」という古い木製品でも構いません。
彩古では骨董品・古美術品・古道具まで、年代やジャンルを限定せず幅広く拝見しています。
リフォーム整理で見ておきたいのが古いランプや照明です
家具と一緒にご相談いただくことが多いのが、古い照明器具です。
たとえばテーブルランプ、デスクランプ、フロアランプ、ペンダントライト、ブラケットライト、シャンデリア、ガラスシェード、乳白ガラス照明、真鍮製ランプ、陶器製ランプなど。
照明は家具以上に家と一体化しているため、リフォームが決まるまで「売れる物」という意識を持たれないことがあります。
天井から外した古いシェードや、倉庫にしまってあったスタンドライトなどにも、アンティーク照明として需要のある物があります。
特に古いガラスシェードは、乳白色、型押しガラス、切子風、色ガラスなどデザインも豊富です。
配線が古い、コードが傷んでいる、点灯するか分からないという理由だけで処分を決める必要もありません。電気部分の状態と、本体やシェードそのものの価値は分けて考えられる場合があります。
壁から外した時計・鏡・額も、そのまま処分しないでください
リフォームでは壁紙や内装も新しくするため、長年壁に掛けてあった物も一斉に外されます。
そこで出てくるのが、柱時計、振り子時計、掛時計、古い鏡、木彫額、油絵、日本画、版画、古い写真額、壁飾りなどです。
古時計では精工舎など日本の時計だけでなく、海外製の機械式時計が残されていることもあります。
動かなくなって何年も経っている時計でも、機械、文字盤、ケース、メーカーなどによって評価できることがあります。
古い鏡も、鏡面だけでなく木製フレームや装飾部分に魅力がある品があります。
棚の中から出てくる小さな物も忘れずに
家具を動かした後に、今度は引き出しや棚の中の整理が始まります。
そこで見つかるのが、古い置時計、懐中時計、万年筆、煙草入れ、根付、帯留、かんざし、銀製品、真鍮小物、ブローチ、アクセサリー、古いカメラ、双眼鏡などです。
さらに昔海外旅行をされていたご家族なら、外国製の置物、陶磁器、ガラス製品、銀器などが残っていることもあります。
一見すると家具とはまったく違うジャンルですが、一軒の家を整理すれば色々な物が混ざって出てくるのが普通です。
彩古では、そうした物を「これは家具屋さん、これは骨董屋さん、これはリサイクル店」とお客様に細かく分けていただくのではなく、古物として幅広く確認しています。
和室から出てくる物は、また別の世界です
洋家具やランプがある一方で、同じ家の和室や押入れにはまったく違う物が残されていることがあります。
掛軸、茶碗、茶入、棗、香合、鉄瓶、銀瓶、急須、宝瓶、硯、墨、筆、印材、花入、香炉、木彫、仏像などです。
古い陶磁器なら、伊万里、九谷、瀬戸、美濃、備前などをはじめ、さまざまな産地の品があります。
また、中国で購入された陶磁器、書画、硯、印材、玉製品、香炉などが混ざっている場合は、中国骨董・中国美術として確認することもあります。
一軒の家の中に「西洋アンティーク」と「日本の古道具」と「中国の古い品」が同居していることは、決して珍しくありません。
リフォーム業者さんが来る前に見せてもらえると助かります
今回のようなリフォーム整理には、一つだけタイミングの話があります。
工事が始まる直前になると、どうしても片付けを急がなくてはいけません。
大型の家具を搬出し、残った物を処分し、部屋を空にする。
この段階まで進んでしまうと、古い物と処分品をゆっくり確認する時間がなくなってしまいます。
そのため、リフォームの日程が決まって「そろそろ家の中を整理しようか」という段階でご相談いただけるのが理想です。
まだ部屋に物が残っていても構いません。
むしろ、元々どこに置かれていたのか分かる状態の方が、品物についてお話を伺いやすいこともあります。
古い家には、その家なりの「残す価値」があります
今回、椅子や木製小物を見ながら改めて感じたのは、古い物の価値は価格だけではないということでした。
何十年も同じ家で使われてきた椅子。
毎日目にしていたランプ。
手紙や新聞を入れていた木製のラック。
家をリフォームすれば暮らしは新しくなりますが、役目を終えた古い物の中には、別の場所ならまだ十分に使える物があります。
もちろん、古ければ何でも買取できるわけではありません。
それでも「捨てるしかないと思っていた物が、誰かにまた使ってもらえる」というのは、古物を扱う仕事の面白いところだと思っています。
彩古では自社古物市場を運営しており、骨董品だけでなく、アンティーク、古道具、趣味の品まで幅広い販路を持っています。
東京都内でリフォーム、建て替え、引越し、ご実家整理などを予定されている方は、東京都の骨董品・古道具買取もご覧ください。
葛飾区でリフォーム・ご自宅整理をされる方へ
今回もご依頼いただき、本当にありがとうございました。
アンティーク家具や椅子、ランプなど目につきやすい物だけでなく、引き出しの小物、古時計、掛軸、茶道具、書道具、カメラ、オーディオなど、家の中には思いがけず次へつなげられる品が残っていることがあります。
「これは古いけれど売れるのかな?」
そのくらいの段階で大丈夫です。
30年以上さまざまな古物を扱ってきた経験をもとに、現在の市場で評価できる物を丁寧に拝見します。
東京都葛飾区でリフォーム・ご自宅整理を予定されている方へ
アンティーク家具、古い椅子、ランプ、照明、木製小物をはじめ、骨董品、掛軸、茶道具、古時計、アクセサリー、カメラ、オーディオなど幅広くご相談いただけます。
メーカーや年代、品名が分からなくても大丈夫です。ご自身で処分品と買取品を細かく分ける前に、そのままお見せください。

