目黒区で書家だった祖父の品を整理|長年使った書道具と趣味で集めた古い物を買取

目黒区で、書家だったお祖父様の品を整理させていただきました

東京都目黒区のお客様から、ご実家整理に伴う古い物の買取をご依頼いただきました。

今回整理されていたのは、書家をされていたお祖父様が長年使われてきた品や、趣味として集められてきた品々です。

硯、墨、筆、印材などの書道具だけでなく、根付や煙管といった昔の小物、作家物の置物なども大切に残されていました。

長く一つの仕事や趣味を続けてきた方のご実家へ伺うと、単純に「古い物がたくさんある」というだけではないことがあります。

日常的に手に取っていた道具があり、気に入って集めた物があり、いただき物や旅先で購入した物もある。

何十年という時間の中で少しずつ増えていった物なので、現在整理をされているご家族には、何に使う道具なのか、誰の作品なのか分からなくなっている物があって当然です。

今回は、そうした品をまとめて拝見し、現在も次の方へつなげられる物を幅広く買取させていただきました。

書家が実際に使ってきた硯には、それぞれ違った表情があります

今回まとまって残されていた品の一つが硯です。

長方形の硯、彫刻が施された硯、丸形の硯など、長年書をされてきた方らしく、形や大きさの異なる品がいくつもありました。

硯というと黒い石で作られた道具という印象がありますが、実際には産地や石質、作りによってさまざまです。

中国硯では端渓硯、歙州硯、澄泥硯、洮河緑石硯などが知られ、日本にも赤間硯、雨畑硯、雄勝硯、那智黒硯などがあります。

査定では、産地だけを見ているわけではありません。

石質、硯面、彫刻、形、銘、時代、作者、箱書きなどを確認しながら、その品を見ていきます。

実際に長く使われてきた硯には、当然ながら墨の跡や擦れがあります。

それを「汚れているから」と強く洗ったり、磨いたりする必要はありません。長年使われてきた状態のままお見せいただければ大丈夫です。

古墨も、書をされていた方のお宅では見逃せない品です

硯と一緒に数多く残されていたのが、昔の墨です。

墨には唐墨、古墨、和墨、油煙墨、松煙墨などがあり、文字だけでなく人物、山水、花鳥、龍、吉祥文などが施された物もあります。

中国の墨では胡開文、曹素功などの名が知られています。

古い墨については、「使ってしまった物だから売れないでしょう」と言われることもありますが、必ずしもそうではありません。

使いかけであっても、製墨家、銘、時代、意匠などによって確認できる物があります。

また、複数本を一組として作られた墨や、元の箱に収められている物などもあります。

箱、包み紙、栞などが残っていれば品物と一緒にしていただけると手掛かりになりますが、なくなっていても問題ありません。

書道具という世界は、硯・墨・筆だけではありません

書を本格的にされていた方の品を整理すると、一般にはあまり名前を知られていない道具もたくさん出てきます。

筆、筆筒、筆架、水滴、筆洗、硯屏、文鎮、墨床、硯箱、印材、印章、印泥、文房飾りなどです。

こうした品には陶磁器、石、竹、木、銅、鉄などさまざまな素材が使われています。

中国の文人文化に関係する古い文房具もあり、端渓硯、唐墨、中国の印材、筆筒、水滴などがまとまって残されていることもあります。

彩古では中国骨董・中国美術も扱っていますので、中国の古い書道具や文房具についても一緒に拝見しています。

小さな印材にも、書家ならではの世界があります

書道具と一緒に確認しておきたいのが印章や印材です。

書や日本画をされる方にとって印は作品の一部でもあり、篆刻そのものを趣味として集められている方もいます。

印材にはさまざまな種類があり、中国では寿山石、青田石、昌化石、巴林石などが知られています。

石質、彫刻、印面、側款などを見る品もあり、小さいからといって単純な文房具として扱えるものばかりではありません。

ご実家整理では、小さな印材や印章が机の引き出しや箱の中からまとまって出てくることがあります。

ご家族では判別しにくい分野なので、無理に種類を調べたり分けたりせず、そのまま残しておいていただければ十分です。

仕事の道具の横には、お祖父様が楽しんだ収集品もありました

今回の整理で興味深かったのは、書道具だけではありません。

お祖父様が趣味として集められていた根付や煙管などの古い小物もお譲りいただきました。

根付は手のひらに収まるほど小さな物ですが、昔から非常に多彩な作品が作られてきました。

人物、動物、十二支、七福神、達磨、翁、鬼、瓢箪、植物、縁起物など題材も豊富で、素材、彫り、時代、作家銘などによって見方が変わります。

昔は実用品の一部だった物が、現在では細工を楽しむ工芸品、収集品として評価されているのも根付の面白いところです。

煙管だけでなく、昔の煙草道具には細かな仕事が残っています

煙管も、昔の暮らしや工芸を感じられる品です。

煙草道具には煙管、煙管筒、煙草入れ、煙草盆、前金具、緒締、根付などがあります。

煙管には真鍮や銀などが使われた物があり、煙草入れの前金具には細かな彫金を施した物もあります。

小さな金具の中に人物や動物、植物、風景などを表現している物を見ると、昔の職人が小さな実用品にもかなり手をかけていたことが分かります。

こうした昔の小物は、ご家族からすると用途自体が分からないこともあります。

「何かの金具だと思っていた」という物が、煙草道具や装身具の一部だったということもあるので、小さな古い物ほど処分前に確認したいところです。

根付、煙草道具、刀装具には共通する「小さな工芸」の面白さがあります

細かな仕事という意味では、根付や煙草道具と一緒に、刀装具も古物の世界では面白い分野です。

鍔、目貫、縁頭、小柄、笄などには、彫金、象嵌、透かしなどさまざまな技法が使われています。

赤銅、四分一、鉄、真鍮など、素材の違いもあります。

こうした品は大きさだけを見れば小物ですが、作家や流派、意匠、技法などを見る古美術品でもあります。

彩古では骨董品・古美術品・古道具を幅広く扱っていますので、書道具とはジャンルの違う収集品が一緒に残されていても問題ありません。

作家物の置物も一緒にお譲りいただきました

今回のご実家には、作家物の置物なども残されていました。

一口に置物といっても、木彫、ブロンズ像、銅製置物、陶製置物、金工品、人物像、動物像、仏像、香炉、花器など非常に幅があります。

作品本体に銘が入っている物もあれば、共箱の箱書きや栞によって作者が分かる物もあります。

特にご実家整理では、本体と箱が別々の場所に保管されていることもあります。

もし共箱や資料が残っていれば一緒にしていただくのが理想ですが、見つからないからといって探し回る必要はありません。

箱がなくても確認できますので、まずは品物をそのまま見せてください。

書家だった方の家では、掛軸や書画にも少し注意します

書をされていた方のお宅では、ご本人の作品以外にもさまざまな書画が残されていることがあります。

交流のあった書家や画家から贈られた作品、先生から譲られた書、収集した古い掛軸などです。

掛軸、色紙、短冊、扇面、墨蹟、水墨画、南画、日本画、篆書、隷書、草書など、内容もさまざまです。

ご家族が「祖父が書いた物だと思う」と考えていた作品が、実際には別の作者の作品ということもあります。

署名や落款が読めなくても構いません。

彩古では掛軸・書画の買取も行っていますので、書道具と一緒に残されている作品も確認しています。

一つずつ仕分けるより、「お祖父様の物」として残しておいてください

今回のようなご実家整理で、私たちから一つおすすめしたいことがあります。

書道具、根付、煙管、置物などを、ご家族だけで細かく分類しすぎないことです。

硯の近くに古墨や印材があり、箱の中に書付が残り、別の引き出しに印章が入っている。

そうした周辺の物が、品物を知るための手掛かりになる場合があります。

何十年も同じ方が使い、集めてきた物には、その方なりのまとまりがあります。

価値がありそうな物だけを選ぼうとすると、見た目の地味な物や用途の分からない小物が先に処分されてしまうこともあります。

「この辺りは全部、祖父が使っていた物です」

それだけ分かれば、まずは十分です。

古い道具には、使ってきた人の時間が残っています

新品の硯と、何十年も書家が使ってきた硯では、同じ道具でも佇まいが違います。

墨を磨った跡があり、使い込まれた筆があり、何本もの墨が残っている。

そしてその隣には、仕事を離れた時間に楽しんだ根付や煙管などの収集品がある。

そういう物をまとめて拝見すると、お祖父様が書だけではなく、昔の工芸品そのものがお好きだったことも伝わってきました。

ご家族にとって必要な物を残したあと、もう使う方がいない物については、その道具や作品を探している次の方へつなぐことができます。

自社古物市場を運営している彩古では、書道具や骨董品だけでなく、こうした趣味の収集品まで幅広く扱っています。

東京都内でご実家整理、遺品整理、空き家整理などをされている方は、東京都の骨董品・古道具買取もご覧ください。

目黒区でご実家に書道具や古い収集品が残っている方へ

書道を長くされていた方や、骨董品を趣味で集めていた方のご実家には、ご家族では名前も価値も分からない物が残されていることがあります。

硯、古墨、筆、印材、掛軸だけでなく、根付、煙管、煙草道具、金工品、作家物の置物など、ジャンルが違っていてもまとめてご相談ください。

長年残されてきた物だからこそ、処分する物を決めてしまう前に丁寧に拝見したいと思っています。

今回も大切な品々をお譲りいただき、ありがとうございました。


東京都目黒区でご実家整理をされている方へ

硯、古墨、筆、印材などの書道具から、掛軸、根付、煙管、煙草道具、金工品、作家物、中国美術など、長年残されてきた古い品を幅広く丁寧に査定しています。

作者や品名が分からなくても大丈夫です。箱や栞、書付などが残っていれば一緒に、なくなっていてもそのままご相談ください。

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  • 古物取扱許可番号 千葉県公安委員会許可 第441090001041号