
神奈川県鎌倉市で唐金仏像を出張買取|倉庫整理で見つかった時代仏像の価値
神奈川県鎌倉市にて、古い倉庫の整理中に見つかった唐金(からかね)仏像の査定・買取をご依頼いただきました。
ご依頼主様は「こんなものがあったなんて全く記憶にない」とおっしゃるほどで、長い年月を経て眠っていたお品でした。
実際に拝見すると、重量感のある鋳造仏像で、細部の造形や衣紋の流れが非常に繊細。
経年のくすみが美しく、唐金特有の深みのある色合いがしっかり残っていました。
唐金仏像とは
「唐金」とは、主に銅に錫や鉛を混ぜた合金で、古くから仏具や花瓶などに使われてきました。
金属としての耐久性と装飾性の高さから、江戸〜明治期にかけて多くの仏像が鋳造されました。
特に仏像の場合、鋳型の出来栄え・造形バランス・鍍金の残り具合が価値を左右します。
査定のポイント
- 唐金の成分比率と鋳肌の状態
- 台座や光背の有無・補修跡の確認
- 顔立ち・衣文線・指先の造形など職人技の細部
- 銘や刻印の有無(鋳型に刻まれた仏師名など)
今回の仏像には明確な銘はありませんでしたが、全体のバランスや金属の質感から、明治〜大正期頃のものと判断できました。
保存状態の重要性
仏像は素材や保管環境により価値が大きく変わります。唐金は錆びにくいとはいえ、湿気によって表面が変色したり、緑青が浮くことがあります。
今回のお品は、倉庫の奥に眠っていたにもかかわらず、風通しの良い場所であったため非常に良好な状態でした。
鎌倉という土地と仏像文化
鎌倉市は古くから仏教文化が根付いた地域であり、寺社ゆかりの仏具や書画が残っていることも少なくありません。
今回のように、家の蔵や倉庫に思わぬ形で仏像が残っているケースも多く見られます。
「価値があるか分からない」と感じるお品も、専門家が見れば歴史的・工芸的に価値の高いものかもしれません。
彩古の買取対応
彩古では、唐金仏像・木彫仏・仏具・香炉など、宗教美術全般を幅広く取り扱っております。
一点のみのご相談から、ご実家やお寺の倉庫整理まで柔軟に対応可能です。
現地にお伺いし、その場で査定・現金買取を行います。
まとめ|眠っていた仏像が再び光を取り戻す
今回のように長年忘れられていた仏像が、次の方の手に渡り再び大切にされるのはとても意義深いことです。
彩古では、古いお品を単なる「物」ではなく、文化を受け継ぐ橋渡しとして取り扱っております。
鎌倉市をはじめ、逗子市・藤沢市・横浜市など近隣エリアにも無料出張いたします。
処分前に一度、専門査定をご利用ください。

