ドイツ製ユンハンス柱時計
日本国内でも大変に人気のあるユンハンス社の柱時計です。
ユンハンス社とは１８６０年代に設立されたキンツレー社と肩を並べるドイツの老舗人気メーカーで、機械の精度、質はもちろんですが、ケースの材質、装飾の素晴らしさは世界中の時計コレクターを今も魅了し続けています。
明治期には日本国内でケースを製作し販売しましたが、大変高価で安い土地なら買えるくらいの値段だったそうです。
バイオリン型、宮型、黒柿総彫りなど人気の型があり、最近は少し落ち着いた感はありますがコレクター間では高価に取引されています。
今回お譲り頂いたこちらの時計もケースに黒柿が使用されており木彫りの装飾が施されています。
文字盤や振り子には琺瑯（焼き物）が使われており、ゼンマイがむき出しではなく香箱と呼ばれるケースに収納された高級な機械です。
精度も良く、かなり正確な時間まで調整することができますのでこちらの時計も標準時計として長い間使用されていました。
明治後期の時計なのでケースの装飾など破損した箇所はありましたが、それを感じさせない存在感がありますね～
一度私が買取りの為外してしまいましたが、次のオーナーの元で元気に時を刻むことでしょう。
古い機械式時計が動かない、壊れてしまったという場合は油ぎれ、ゼンマイ切れ、動かないので色々といじってしまい調整が狂ってしまったなど原因は様々ですが、その原因が判明すればほとんどの場合はちょっとした事で直ってしまいます。
私は独学ですが、何度も分解、清掃、修理を経験した為、壊れた時計でも買取り、販売することが出来ます。
古い時計は壊れていて当たり前なので是非お気軽にお問い合わせください！
